富山県で感じた“見えない孤独”──支援の現場で再認識した私たちの使命
「孤独・孤立」と聞けば、多くの人が思い浮かべるのは高齢者の姿かもしれない。
しかし、先日参加した富山県主催の「第4回孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム勉強会」で、その固定観念は心地よく裏切られた。

今回のテーマは、「富山県における女性の孤独・孤立」。
行政機関や福祉団体、個人で精力的に活動されている方々とともに、会場は熱気に包まれていた。
富山県内のデータを基に語られたのは、特に30代・40代女性が孤独を感じやすいという意外な現実だ。

私たちは「LINEでみまもる らいみー」を通じ、日頃から高齢者だけでなく幅広い世代の孤独感・孤立感に寄り添うべく活動しているつもりでいた。
しかし、家庭を持ち、社会とつながり、一見“孤独”とは無縁に見える世代の方々にも、見えない孤独が深く根を張っている。
その事実を、改めてエビデンスとともに突きつけられた今回の勉強会は、私にとって再認識の機会となった。
さらに心を打たれたのは、講師の炭谷靖子氏の講演内容と、彼女自身が富山県内で展開されている取り組みの数々。
机上の議論ではなく、現場で泥臭く支援を続けている姿勢に、自社の在り方を重ね、
「私たちにも何か一緒にできることがあるのではないか」と強く感じた。
そして締めくくりに行われたグループワーク。
集まった方々は立場も役割も異なるが、どの方からも感じたのは“富山県の福祉を良くしたい”という揺るぎない熱意だった。
この県には、こんなにも頼もしい支え手がいる。
その事実が、何より嬉しく、心強かった。
私たち「LINEでみまもる らいみー」も、その一員として、
単なるサービス提供者ではなく、地域の一つの“インフラ”として孤独・孤立に立ち向かう存在でありたい。
今後も、こうした学びと出会いの場に積極的に参加しながら、
一人でも多くの方の「見えない孤独」に寄り添い、共に社会を支えていく決意を新たにした一日だった。
